完璧幼馴染の仮面が崩れるとき
「ごめんね?私、なかなか素直になれなくて
耀に追いつくために必死だったの…。
たくさん背伸びして、耀の隣に並べるようにたくさん大人ぶってた…。
これからは私、素直に耀にいろんな気持ちたくさん言うから、耀も全部私に教えてくれる?」
私がそう言うと、耀は
「もーほんと茉莉花、可愛すぎ。
マジで括りつけてぇぐらい。誰にも見せたくねぇわ」
なんて今までじゃ有り得ないくらい独占欲を丸出しにした。
そんな耀がおかしくて、私はふふっと笑った
すると、耀は拗ねたような困ったような顔をして
「俺、本当はこんなことばっか考えてんだって。
今までは頑張って隠してきたけど、俺相当嫉妬深いし、めちゃくちゃイチャイチャしてぇし、
甘えたりもするけど、嫌いになんねぇ??」
なんて不安そうにいった。
そんな耀が愛しくてたまらない。
「いいわよ?
どんな耀も私はきっとずっと大好きだし、どんな事があっても、離れてやらないんだから」
私がそう言うと、
「お前ほんとズルい。」
耀はそう言って私の唇に優しくキスを落とした