完璧幼馴染の仮面が崩れるとき
断ろうかしら…。
私だって耀と過ごしたいし。
なんて思っていると、
「まぁ仕方ねぇか。1時間か2時間ぐらいだよな
邪魔してごめん、準備して」
そう言って耀は私を抱きしめる手を緩めた
え?急にあっさり?
……まぁいいか。早めに言った方がいいと思うし。
そう思って私は準備を始めた。
そんな私と一緒に起きて、私の準備を横目で見ながら携帯をいじってる耀。
さっきはもっと不機嫌だったのにおかしい…。
なにかほかの予定を思い出したとか?
他の人と会うとか?
そんなことを考えながら準備しているともうそろそろ家を出なきゃいけない時間…
「耀?そろそろ私行くね?」
そう声掛けをすると玄関まで見送りに来てくれてチュッと私にキスを落とす。
…これでは普通に仕事に行くのと変わらないんだけど。
なんか寂しい気もするけど、耀が気にしない方がいいのかしら?
なんて思いながら待ち合わせ場所に急いだ