完璧幼馴染の仮面が崩れるとき



ベットでゴロゴロしながら悶える私。
こんなの見られたら私のイメージ崩壊だわ。


そんなことを思って1人で笑ってるとサイドテーブルで携帯がなった



『着信: 小倉結花』


小倉 結花(おぐら ゆか)。25歳。
私の大学時代からの親友。同じ航空会社に就職して、同期という肩書きも追加された。
こんなにも気を遣わず、本音で話し合える友達がこの年になって出来るなんて思ってもみなかった。結花のおかけで今の私がいるようなもの


可愛いのに気取らず、女子力が高くて清潔感が漂ってるくせに思ったことはズバズバと言って、『人は見かけによらない』という言葉の代名詞になるような女の子だ。



「はい。もしもし?」

『もしもし茉莉花?
今何してる?』

「ん~?...............寝てる。」

『はぁ~!?今何時だと思ってるの?!』

「もうすぐ11時でしょ?」

『なにその冷静さ。
さては昨日、久遠さんと会ったんでしょ』

「うん。会った。」

『はぁ~。ほんと懲りないんだから。
せっかく私たち一緒に休みなんだからどこか行こうよ』



そうだった。私たち同期のCAにとって休みが一緒に取れるなんてOLさんに比べるとなかなかない。
今日はそのなかなかない日のうちの1日だった



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