完璧幼馴染の仮面が崩れるとき



「ごめん...一応初恋だし、こだわりたい...かも」


私が少し落ち込んでると結花はふふふと笑った



「茉莉花はやっぱり真面目だね。
それから、本当に久遠さんのこと、好きなんだよ。
茉莉花は現実見なきゃって言うけど、論理的にしか恋愛できない私みたいな女からすると、すっごく羨ましいよ?」


「結花...」


「まぁ、茉莉花のペースで頑張ってみなよ。
私はいつだって茉莉花の味方だから。」



本当に結花がいてくれて良かった。
少し余韻から覚めて今度は自分のカラを破って耀にもっと近づけるようになろうって心から思うことが出来た。


「結花、ありがとう」


「いいえ。明日のフライトに備えて温泉でも行きますか!」


「あっ!そうだ。
明日のフライト、耀が乗るんだって」


「えぇ~!?そーなの?
なら、なおさら綺麗になっとかなきゃね!」



そうして二人で温泉に向かった


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