完璧幼馴染の仮面が崩れるとき



秋月さんの優しさに感謝をしながら車を降りると、辺りには建物が全くなくて、満天の星空が見える。



「ここ、いいでしょ。
僕のお気に入りスポットなんだよね」



そう言う秋月さんに私は大きく頷いた。



東京にいたくない。きっと、そんな私の想いをすごく尊重してくれたんだと思う。

建物の灯りがたくさんの夜景は正直、レストランのルシェルから見える景色を思い出す。


工場や空港のライトが綺麗に見える夜景は仕事を思い出す。



そんな私に、満天の星空を見せてくれた秋月さん。きっと全てを分かった上でここを選んでくれたんだろうな。本当に素敵で私には勿体なすぎる男性…。



そんな彼を私の中途半端な気持ちで振り回してる。

夜空に散りばめられた星は綺麗すぎて、私の中途半端なくすんだ心が本当に汚く思える。




私はこの満天の星空の下、秋月さんに嘘がないように、私の素直な気持ちを打ち明けた





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