完璧幼馴染の仮面が崩れるとき



幼い頃から、耀が大好きだってこと。
耀に近づくために、たくさん背伸びをしてきたこと。
耀との思い出が全然忘れられないし、心のどこかでは忘れたくないと思っていること。


それから、今日、耀から逃げてきたこと…。




全てを話すと、秋月さんは優しい顔をして私の頭をぽんぽんと撫でた



「君にそんなに思われてるその幼馴染くんが羨ましいよ。

それだけの強い思いがあるなら、僕は敵わなくて当然だね」



そう言いながら少し切ない表情をする秋月さんがとても色っぽく見える。



私が秋月さんにあんな表情をさせてしまってるんだと思うと、本当に自分が嫌になる…



そんな私の気持ちを汲み取った秋月さんは


「まぁ、好きになった僕のせいだから」


そう言って私の肩にぽんと手を置いた




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