あの子の名前は
「おーい!美希ー!
一緒に帰ろーぜ!」

『建斗、まだ残ってたんだ
もしかして帰宅部のくせに補習だったりして』

「うっ、うるせー!」

『冗談のつもりだったんだけど・・・』

「んなっ、マジかよ・・・
冗談だって分かってたらばれなかったのにぃーーーー!
って、って言うか美希も帰宅部だろーが!
お前だってほsy」

『あいにくだけど、私はバレー部の助っ人です』

「ぬあぁぁぁぁ!
くそぉぉぉー!」

『そんなに気にしなくていいと思うよ?
学校のテストなんて社会に出たらほとんど必要ないしね』

「まぁな!
ところで、明日はどんな話すんの?」

『んー、そうだなぁ
一人暮らしの男の人の話かな』

「ほぉー、怖そ
美希の話し方やけに現実味があって怖いんだよなぁ~
まぁそれが良いんだけど」

『本当にあったことかもね』

「こっ、怖いことゆーなよな!」

まだ、まだあの話はまだ早い
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop