狂った彼に花束を
いち
「ほら、おいで。」

カレの声が部屋に響いた。
私はその声を心地よく思い、ゆっくりと振り返る。
もう、逆らうなんて馬鹿なことはしない。

私は左足についた足枷を引きずりながら彼の元へ寄っていった。
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