狂った彼に花束を
「お兄ちゃん!バスケ教えてっ!」

嬉しそうに俺に飛びつく花音。
身体中に痛々しいほどの傷が付いている。

「花音は強い子だね。」

幼い俺は小さな花音の頭を撫でた。
花音は嬉しそうに笑う。

そんな日常がずっと続いていれば良かったんだ…
< 101 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop