狂った彼に花束を
家の帰り道は学校の最寄り駅から3駅、古びた商店街を右に曲がって直線で10分くらい。この、直線10分が一番怖い…。だって、街頭だって少ないし、人もなかなか通らない…。

でも、明日は土曜日だし、がんばろ…!
私はゆっくりと1歩1歩進んでいていく。

「お、みーつけたっ。」

後ろから急に声をかけられ私は肩をびくつかせた。
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