狂った彼に花束を
体が動かない。
少しの物音でも敏感に体が反応する。

私は痛む背中を気にすることなく、ベッドの上にうずくまった。

「おかあさん…ごめんなさい。ごめんなさい…」

もう、分からない。
どうして、わたしがここにいるのかも。なにもかも。ワカラナイ。ワカラナイ。ワカラナイ。
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