狂った彼に花束を
「お前には…人を愛することが分かんねぇのかよ…」

「愛する?俺は花音を誰よりも愛してるつもりだよ。」

俺の胸ぐらを掴む手を強く振り払った。

「なら、1日だけでいい、あいつに優しくしてやってくれ。絶対に暴力を振るうな。」

クロは一歩下がり頭を下げた。
驚いた、
こいつがこんなに情があるやつだとは思ってもみなかった。
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