ウラトルマン
右手を握ったり、開いたりしてみる。

「信じられないパワーだ…こんな力の次元があるなんてな…」

肉体から立ち昇るオーラは、何処までも神々しく、凄まじい。

敵意を感じたのか、ハイパーゼットソが火球を放つも。

「むん」

そのウラトル星人は、片手で火球を受け止め、握り潰す。

「神話に伝わるウラトル戦士…サーガとでも名乗っておくか」

その余裕の態度が癇に障ったのか。

背中に翼を広げ、上空へと飛び立つハイパーゼットソ!

それを追い、サーガも跳躍する!

ウラトル星人ならば、飛行能力は当然のように持っている。

マッハ44というとんでもないスピードでハイパーゼットソを追いかけたサーガは。

「ちぇえいっ!」

胸に発生したエネルギーを両腕で押し出すように、光球を放った!

咄嗟にバリアで防ぐも。

「!!」

バリアを貫通して光球が命中!

ハイパーゼットソは空中でもがき苦しむ。

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