【BL】田のつくふたり
「~っ、ひとまず同居の件は保留だ。
飲んでる間に決め事をしても、あまりいい事が無さそうだからな。
とりあえずもう寝よう」
そう言って立ち上がる俺を見て、土田も返事をする。
「はいはい、わかったよ
まったく、俺の恋人はしっかり者なんだから」
言いながら立ち上がって俺に向き直る。
「悪いか」
「いーや、大好きだ」
そう言って俺の額に軽いキスをする。
「だっからそう言う事を簡単に言うなって!」
「ごめんごめん、これからは気をつけるよ
ベッドの中でしか言わないようにするからさ」
「ほぼ今までと変わんねぇじゃねぇか!!」
「まぁまぁ、ひとまず寝よう
こっちおいで」
電気を消して、ベッドに横になり、俺の分のスペースを開けて両手を広げる土田。
少し恥ずかしいが、あれはそのスペースに入って土田の首に手を回す。
「おやすみ、土田」
口に当てるだけのキスをする。
「こら田島!ここでデレるなよ!何しちゃうか分かんないだろ!」
「寝ろ!!!」
ガバッと俺を抱きしめる土田とふたりでバタバタしながら寝た。