ずっと、すきです。
彼はいつも当事者であろうとする。


私は真逆。


面倒事に巻き込まれたくないから。


見て見ぬ振りをする。


『なぁ、《何でもねぇよ!!》


急にそんな怒鳴り声が聞こえた。


男の子はガタンと音を立てて椅子から立ち上がりドアを乱暴に開けて出て行った。


…ほら、ろくなことないじゃない。


そんなことを考えてしまう私はひねくれている。


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