ずっと、すきです。
「見つめ合ってないってば。ほら、席戻りなよ。」


私が言うと、那乃果は渋々席に戻っていった。


「はぁ。」


那乃果がいなくなった席で一人ため息をつく。


『どーしたん?』


隣からやけに明るい声。


声の正体は…菅井。


言わなくてもわかるよね。
< 23 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop