ずっと、すきです。
私は3組にある菅井の名前を見つめていた。


[祐歌!!おはよっ!!]


背中にどん、という衝撃とともに、やたらと可愛い声。


「…那乃果、」


クラス表を見てぼーっとしてた私に中学の時からの親友、山田 那乃果が声をかけてきた。


[祐歌、今年も一緒のクラスだねぇ!!]


…え、嘘。


「…」


[え、気づいて無かったの…。]


「ごめん。」
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