ずっと、すきです。
那乃果は私を大きくてぱっちりとした猫目でキッと睨んだ。


[何よ!私に気づかなくて誰を見てたの!!クラス表をじっと見てたくせに!]


那乃果は私の背中をぽかぽかと叩く。


…地味に痛いんですけど。


私は心の中でため息をつくと教室へと向かって歩き出した。


[え、ちょ待ってよ!]


後ろから那乃果もついてくる。


ガラガラ…


ドアを開くと見慣れない顔ばかり。
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