君色~あなたと過ごした日々~
ちょうど智美と計画について話し合ってたとき、
何人かの女子と俊介くんが話している声が聞こえた。
「…え~彼女とケンカばっかだったの~?」
「うん。いつもケンカしてたよ~」
へ?
彼女──────!?
まさか俊介くんに彼女がいたとは…
「うそ~彼女いるみたいじゃーん(泣)」
「彼女いたんだ…でも!まだ分かんないよぉ♪ねっ?」
「う~ん…。」
この時なぜか私は
俊介くんに彼女がいたことにショックを受けていた。
それは友達の好きな人だったから?
もしかして…
まだ自分の中で
気になっている部分があった?
自分の気持ちがよく分からない…
2つの気持ちが入り交じっていて
自分の中途半端な気持ちと友達に対する最低な自分に嫌気がさした。