君色~あなたと過ごした日々~
そこには私を見ている潤がいた。
周りではみんなが一斉に手を繋ぎ始める。
潤はニカっと笑って私に手を出した。
ニヤける顔を頑張って抑えながら、潤の手に触れた。
うわ~うち今、潤と手繋いでるの!?
これもしかして夢?
もう夢でも夢じゃなくてもどっちでもいい!!
今こうして潤と手を繋いでいる…
それだけで私は幸せって思えて
これ以上もう何もいらないってくらい嬉しかった。
隣で智美と早織は小さい声でやったね♪と言った。
智美…早織…
本当にありがとう。
そんな幸せ気分に浸っている私を見て悲しんでる人がいるなんて
このときは思いもしなかった…