君色~あなたと過ごした日々~
「次、騎馬戦だね~」
「騎馬戦は男子だけだっけ?」
「そうみたい。てか暑くね?」
暑い日差しの中、日陰すらないグラウンドは地獄だった。
そんな気だるいなか騎馬戦が始まった。
とりあえず応援しようと前に出ていった。
「あっ!!」
「智美どうしたの?」
智美が口をポカーンとして見つめる視線の先には、
上半身裸になっている俊介が、騎馬の上で帽子を取り合っていた。
「裸だよぉ♪きゃあー//」
「あはは、今のうちに見とけっ♪」
この騎馬戦はみんな必ず上半身裸でやるみたい…
私は砂ぼこりの中、潤の姿を探した。
…あ!!いたー!