君色~あなたと過ごした日々~


──────


時間はあっという間に過ぎて行き、

閉会式が始まっていた。



結局、応援ダンスはどうなったかというと……



私たちのペアは1番後ろ。


そしてその前には…

手を繋いでいる智美と潤。


何故だかその繋いだ手を見てしまう…


その手がもし自分だったら…

なんて考えてばっかりだ。



みんなで1つの輪になるところも結局、潤とは手を繋げなかった。




もう潤と手を繋ぐことはなかった。

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