ツンデレがデレた時の可愛さは異常



「ん、えらい」


前髪を戻し、優しく撫でると、だんだん目がとろんとしてきたナナ


…かわい




「ゆっくり寝な」


そう言うのと同時に眠りについたナナの頬に小さくキスを落とし、布団を掛け直す


お腹すいた時すぐ食べれるようにお粥作り置きしておこうと思い、立ち上がろうとすると



「!!」

「やだっ」


服を掴まれ、ついびっくりしてナナを見ると目に涙を溜め俺を見上げ、そう言ったナナ


「っ、そばにいて、ユサっ」

「〜〜〜〜っ、」


…ほんとに、小悪魔かよ



「ごめっ、ユサ」


黙りこくった俺が怒ったと思ったのか、謝り唇を噛み締めるナナ


ったく、

「噛むな、」

「うぅっ、」


頬に手を添え唇を親指で撫でると、緩んだ唇から零れる声



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