黒猫-KURONEKO-《短編》
いくら恋愛経験のないアタシでも、セックスをしたから付き合うなんて、子どもじみたばからしいことだって分かってる。
でも、割り切るには割り切れない気持ちが、既に私の心に芽生えていた。
言わずにはいられなかった。
さっきまでの夢の中にいたようなふわふわ暖かい気持ちが、急に灰色のコンクリのような冷たい塊のようになてちく。
だけど。
そんな冷えてくる胸の奥底にくすぶる、熱いものにダイジにそっと触れるように、胸の前でこぶしをにぎりしめた。
それでも、この人のことをもっと知りたい。
一緒に過ごしたい。
抱きしめられたい。
そして、触れ合いたい。
顔をあげ、Jの瞳をじっと見つめた。
ポン
Jの大きな手がアタシの不安を振り払うように頭に乗せられ、髪の毛をぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
そしてやさしく私を抱きしめると、軽くキスをして言ってくれた。
「俺も、黒猫だろうが怪盗だろうが関係ない。 このかわいい仔猫ちゃんが好きだよ」
受け入れてもらえた?
「私も、好き!」
嬉しくて、アタシはJにとびつき夢中で抱き合った。
そして、アタシはふとあることを思い出した。
そうだ、あれをしなきゃ!
飛び起きて四つんばいの姿で-----胸を揺らしながら、
アタシははにかみながらおねだりした。
「じゃあ、恋人同士になったってことで、ひとつお願いしてもいいですか?」
でも、割り切るには割り切れない気持ちが、既に私の心に芽生えていた。
言わずにはいられなかった。
さっきまでの夢の中にいたようなふわふわ暖かい気持ちが、急に灰色のコンクリのような冷たい塊のようになてちく。
だけど。
そんな冷えてくる胸の奥底にくすぶる、熱いものにダイジにそっと触れるように、胸の前でこぶしをにぎりしめた。
それでも、この人のことをもっと知りたい。
一緒に過ごしたい。
抱きしめられたい。
そして、触れ合いたい。
顔をあげ、Jの瞳をじっと見つめた。
ポン
Jの大きな手がアタシの不安を振り払うように頭に乗せられ、髪の毛をぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
そしてやさしく私を抱きしめると、軽くキスをして言ってくれた。
「俺も、黒猫だろうが怪盗だろうが関係ない。 このかわいい仔猫ちゃんが好きだよ」
受け入れてもらえた?
「私も、好き!」
嬉しくて、アタシはJにとびつき夢中で抱き合った。
そして、アタシはふとあることを思い出した。
そうだ、あれをしなきゃ!
飛び起きて四つんばいの姿で-----胸を揺らしながら、
アタシははにかみながらおねだりした。
「じゃあ、恋人同士になったってことで、ひとつお願いしてもいいですか?」