キスしたのは最低野郎でした。
「もー、可愛いって大変だよねある意味」
自分が可愛いとか思って一人で浮かれている私のよろしくない思考回路。
これを自意識過剰って言います気を付けましょう。
…何言ってんだ私。
天才美少女のこの残念な性格。絶対引かれる。実は私学校では常に猫被りをしている。男子の理想に沿う為だ。私は女子の視線など気にしていない。男子の気持ち、視線を重視している。例えば誰が私の隣に座っても笑顔で接し、誰にプリントを渡されても笑顔でありがとうと言い、けれど告白は全て断っている。これも男子を惹く為だ。全員断られている。つまり自分にも天才美少女の彼氏という役目が出来る可能性があるということ。もう五十人は断っているだろううちの学校──棗高校の男子達はどうも諦めが悪いらしい。まだまだと言っていいほどに告白が絶えない。
頑張れー。私は誰もオーケーしないからー。
棗高校は頭のいい凡人が通う学校だ。どこぞの頭が良くお金もあるセレブなんかは他の学校だ。
私なんかより可愛い子いるんだろうなぁ~。頑張らないと。
遠い目でセレブ高校を想像した。
「っと、今何時?」
時計に視線を送ると七時になりそうだった。私は鞄の準備に取り掛かる。余裕をもって学校へ行くべくその鞄を持って先程冷たい風を招き入れやがった玄関へ向かう。扉を開くと、何故か琉輝君がいたので即閉じてやった。
「おい!?」
扉越しに琉輝君が声を上げている。
なにあれ怖い学校休もうかな。
バンバンと音が家に鳴り響いているが無視。
問答無用で扉を引いて入ってきた琉輝君を無視しません何やってくれてんですか。
「なに? 私これから学校」
「俺も今日学校行く偉いだろ?」
あのそれ凄い当たり前なんですけど。
私は彼を今度は無視して道路へと出る。
「おいおい無視かよ冷てーなぁ」
ついてきました。
やはり彼と歩くと非常に目立つ。琉輝君は私よりかはレベルが低いと思うけれどかなりのイケメンだ。
自分が可愛いとか思って一人で浮かれている私のよろしくない思考回路。
これを自意識過剰って言います気を付けましょう。
…何言ってんだ私。
天才美少女のこの残念な性格。絶対引かれる。実は私学校では常に猫被りをしている。男子の理想に沿う為だ。私は女子の視線など気にしていない。男子の気持ち、視線を重視している。例えば誰が私の隣に座っても笑顔で接し、誰にプリントを渡されても笑顔でありがとうと言い、けれど告白は全て断っている。これも男子を惹く為だ。全員断られている。つまり自分にも天才美少女の彼氏という役目が出来る可能性があるということ。もう五十人は断っているだろううちの学校──棗高校の男子達はどうも諦めが悪いらしい。まだまだと言っていいほどに告白が絶えない。
頑張れー。私は誰もオーケーしないからー。
棗高校は頭のいい凡人が通う学校だ。どこぞの頭が良くお金もあるセレブなんかは他の学校だ。
私なんかより可愛い子いるんだろうなぁ~。頑張らないと。
遠い目でセレブ高校を想像した。
「っと、今何時?」
時計に視線を送ると七時になりそうだった。私は鞄の準備に取り掛かる。余裕をもって学校へ行くべくその鞄を持って先程冷たい風を招き入れやがった玄関へ向かう。扉を開くと、何故か琉輝君がいたので即閉じてやった。
「おい!?」
扉越しに琉輝君が声を上げている。
なにあれ怖い学校休もうかな。
バンバンと音が家に鳴り響いているが無視。
問答無用で扉を引いて入ってきた琉輝君を無視しません何やってくれてんですか。
「なに? 私これから学校」
「俺も今日学校行く偉いだろ?」
あのそれ凄い当たり前なんですけど。
私は彼を今度は無視して道路へと出る。
「おいおい無視かよ冷てーなぁ」
ついてきました。
やはり彼と歩くと非常に目立つ。琉輝君は私よりかはレベルが低いと思うけれどかなりのイケメンだ。