さよなら、嘘つき君。
こころちゃんのぬくもりを感じて、何故かこっちまで安心してしまう。
本当は俺の方がこころちゃんを安心させたくて、抱きしめたはずなのに、なんでだろうか。すごく心地よかった。
◆◆◆◆◆◆
しばらくして、こころちゃんを先に教室まで戻ってもらった後、俺はリカちゃんを探した。
そしてすぐに彼女の姿を見つける。ちょうどさっき女子トイレにいたグループの女の子たちも一緒にいるようだ。
「リーカちゃん」
『れ、玲君!どうしたの?』
「リカちゃんと、みんなちょっと俺話したいことがあるんだけど、、、いいかな??」
『え……なにかな?』