おばさんガール
「わかった?みーちゃん」

そこには、ショートカットのほっそりした女性がたっていた。

大きな瞳に長い睫毛、首の横にあるすこし大きめのほくろ。

歳は重ねているけど、けして老けてる感じじゃなくて、品のいい大人の女性に成長していた。

「ごめんね、驚かせちゃって。久しぶりに帰ってきたから、ダメもとでみーちゃんの実家を訪ねてみようと思ったのよ。そしたら、何となくみーちゃんっぽい後ろ姿を見つけて。
人違いだと恥ずかしいから、しばらくストーカーしてました。」

ユミコは照れくさそうにはにかんだ。

ちいさな2つのえくぼが現れて 当時の可愛らしさが滲んだ。


「ユミコ~!!」

三津代はユミコに飛びついた。

「み、みーちゃん~。
なに、どしたの!?

感動し過ぎだし!」

今日の三津代は、泣いてばかりだった。

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