Everlasting true love♡♥Ⅲ
やっと少し落ち着いてきた華子の
華「晶・・・どうして・・・・」
で、今にも殴りかかりそうだった晶から怒りが消える。
わっかりやす!!
晶「あ・・・俺心配で・・・。」
乃「何よ。私が何かするかって?」
晶「いや、そうじゃねぇけど・・・。」
華「心配でここまで来てくれたの?」
晶「ああ。」
華「騙してたあたしを?」
晶「ああ。」
華「嫌いじゃないの?」
晶「そんなわけないだろ!だいたい嫌いならここまで来ねぇよ。」
乃「そうそう、むしろ・・・。」
好き~
そう続けようとしたのに鬼のような形相でこちらに振り向くのでやめました。
龍「華子・・・。」
華「・・・・ははは・・・・」
龍「?」
華「龍、裏切ったのはあたしだね。龍は浮気なんてしてなかったのに・・・。ごめんね。傷つけて・・・・今でも好きって言ってくれてありがとう。」
龍「いや・・・。」
何かを吹っ切れた顔の華子。
華「乃愛瑠もありがとう。気づかせてくれて。」
乃「・・・」
特に答えず笑みを返す。
華「こんなあたしでも信じて離れないでいてくれる人がいるって気づけたよ。正直信じてた友達に裏切られたことは今でも許せないし少し他人を信じるのって怖いけど・・・でも・・・・。」
そう言って晶を見る。
晶「ん?」
華「あたし前に進めそう。」
乃「そっか。」
龍「華子?」
華「龍、ありがとう未だに信じて待ってくれて。でもあたしはもうここには来ない。暫くは・・・。完全に乗り越えられたら自分の意志で来るよ。龍のお友達として。」
ニコッと無邪気な笑顔を向ける。
なんて小悪魔な子!
龍「っ・・・どうして??勘違いならよりを戻そうよ!!」
華「確かに勘違いかもしれない。でもね、それを知ったことよりもあたしを心配してここまで来てくれたことのほうが嬉しかった。」
晶「華子!」
満面の笑み。
嬉しそう。
華「だから・・・またね。最後まで勝手でごめんね。」
龍「華子・・・・。」
華子は振り返ることなく去って行く。
迷いなんてない足取りで。
華子は前に進む。
晶が嬉しそうにスキップをしてついて行った。