Everlasting true love♡♥Ⅲ
残された私と龍くん。


龍くんは苦しそうに俯く。



乃「・・・」

なんて声かけよう。

そもそもかける?


んー・・・


龍「華子・・・元気にしてましたか?」

乃「え?」

龍「転校して。」

乃「あーえっとー・・・・・まあ、いろいろありましたがこれからはきっと幸せになりますよ。」

龍「いろいろ?」

乃「はい。いろいろ。」

龍「・・・幸せにするのは俺だと思ってたのにな。どうして傷ついてること気づいてやれなかったのか・・・。華子のこと嫌ってる奴がいること知ってたんです。だから朱莉と仲良くしとけば華子に本当の友達ができるって思ったのに・・・。俺が一番傷つけてたんだな・・・・。バカですよね俺。いつもこうなんです。」

乃「・・・誰だって失敗はしますよ。私もたくさんの人を傷つけました。それも自分が助かるために。私よりもましです。」

龍「・・・見えないな。」

乃「そんな自分が嫌で今変わろうとしてるんです。見えないのはきっと変わろうとするきっかけをくれた人達のおかげです。人は死ぬまで成長します。あなたもきっと前に進める。今すぐじゃなくても。絶対。」

龍「君に言われると進める気がするよ。なんでだろう。」

乃「ふふふ。私もそろそろ帰りますね。」

龍「うん。」

乃「お元気で。」

龍「あの!」

乃「え?」

龍「華子のそばにいてくれてありがとう。俺も乗り越えて前に進むよ。幼馴染として支えてやれるくらい強くなる、その時まで華子を・・・どうかよろしくお願いします。」

乃「はい!」

龍「それから!!さっきの男に伝言を!!」

























晶「乃愛瑠遅かったな。」

余裕たっぷりの笑顔を私に向けて言う。


ふん!!


そんな余裕今だけよ!!


乃「龍くんから晶へ。」

晶「ん?」

乃「俺、諦めたわけじゃないから。絶対負けねぇ!!だって。」

晶「ああ"!?上等だ!!!!」






帰りの電車は疲れ切って眠る華子(左)と龍くんの宣戦布告に燃えている晶(右)



可愛いなぁ~(左)



晶「やってやらぁぁぁぁぁ!!」


うっるさいなぁ・・・・(右)





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