Everlasting true love♡♥Ⅲ
みんなが落ち着いてきたころチャイムが鳴った。


それぞれの教室へ散らばって行く。



結構真面目なの!



光輝と海斗の反応が気になるけど私も今はそれどころじゃない。

いつ来るかわかんないから準備だけしておかないと。
着物嫌いなんだよな…着なきゃダメかな?


てかどうもてなせば良いの?


あーどうしたら良いんだろう…。



ブブブブブブブブ…


煩い。

先「誰だー!授業中だぞ!」


先生も煩い。
いちいち騒がないでよね。

光輝?

光輝が私を見ている。
光輝だけじゃない。
クラスのみんながこっちを見ている。


何よ?


ブブブブブブブブ…


あー、はいはい。私のスマホね?

先「電源切っておかないとダメだろう!」

乃「はい、すみま
ブブブブ…

乃「あぁぁぁぁ!煩い!!」

先「あ、すみません…。」

〈(あーあ、姫さん怒らせた…。)〉


クラスみんなの視線は乃愛瑠から光輝へと移る。


乃「はい?」

誰よ!イタズラとかだったらただじゃおかないからね!!

道『お嬢!』

道重?

乃「何?」

怒鳴ってごめんよ…。

そう、気持ちを込めて優しめに声をかける。


光輝は注目を浴びても一心に私を見ている。
そんなに心配そうにしなくても大丈夫だよ?

乃「(ニコッ)」

光「…っ!」

光輝は顔を赤くして前を向き直す。

道『実はーーー』




先「あの、音羽さん?授業
乃「はぁぁぁぁぁ!?!?!?」
先「どころじゃないですよね!はい!すみません!!」





冗談じゃない!!



乃「今すぐ行くから!迎え寄こして!!」

先「あ、お帰りですか?」

道『すでに向かわせてやす。』

流石仕事のできる男。


乃「先生!お腹痛いので早退します!」

先「元気そうですが…はい。」




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