Everlasting true love♡♥Ⅲ
乃「あんたのやり方が汚かったからみんな離れてっただけでしょ?それにね、友達には普通あんなことしない!友達だと、仲間だと信じていなかったのは華子の方でしょ?自分から手放しといて私のせいにしないで!」

華「っ!・・・じゃあ・・・・私は・・・・・・」

乃「?」

華「私はどうすれば良かったのよ!!!海斗が話しかけてくれて嬉しかった、友達ができた気がしたのに、仲間を紹介するって言われてそこには女の子がいて、私以上にみんなから愛されて大切にされて、私の入る隙間なんてないって気づいた。怖かったの!!また・・・また居場所がなくなるのが・・・・だから必死で守ってた。なのに!!!!」


狭いトイレに響き渡る悲痛な叫び。

こんなになるまで一人で抱えて・・・



乃「バカ・・・」

華「は??」

乃「そりゃ誰だって傷つくのが怖いから自分を守ろうとするものだよ?でも友達になりたいなら信じて近づかなきゃでしょ?」

華「・・・あんなに大切にされてた乃愛瑠に敵うわけないじゃん・・・。追い出すしかないって・・・・・・・私にはああすることしかできなかった。」


この子はとても傷ついている。


前に話してくれた人のこと?


乃「私はあなたの居場所を奪ったりしないから、私を信じて。一緒に前に進もう」

華「?」



涙で濡れた顔を上げ不安そうに私を見つめる。



乃「一緒に行こう!」

華「は?」

乃「そうと決まればすぐ行こう!!」

華「は?私何も言ってな」

乃「定期持ってる?」

華「う、うん」

乃「よし!」




華子の手を引いて学校を飛び出す。



教室の方からは


光「乃愛瑠!?!?」

海「どこ行くんだ!!」

彩「困ったお姫様だなぁ」



ばれた!?

気付くの早すぎ!!




晶「華子!!」


最後に聞こえたのはやっぱり心配そうな晶の声。




乃「晶には伝えるか・・・」

華「なんなのよ!!」

乃「はいはい行くよー!!」

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