Everlasting true love♡♥Ⅲ
乃「なぁんだけっこう近かったんだ。」
華「・・・」
この街に着いてからどこか落ち着かない様子の華子。
乃「で?どこ?」
華「今度は何よ。」
乃「あんたの好きだった人どこにいんの?」
華「はあ!?!?!?!?!?」
煩い・・・・。
華「なんで!?」
乃「なんでって会うために決まってんじゃん!」
華「会うためにここまで来たの!?」
乃「うん!」
華「何のために!?」
そんなの
乃「過去を乗り越えるため?」
華「疑問形!?」
乃「まあまあ!一歩踏み出すにはまず過去を乗り越えなきゃでしょ!」
華「嫌!!帰る!!」
乃「ええ!!ここまで来たのにー。」
華「あたしの意見無視して勝手に来たのはあんたでしょ!」
乃「まあそうなんだけどね~。」
華「とにかくあたしは
???「は・・なこ・・?」
華「っ!」
乃「え?」
しーん・・・・・
突然暗い雰囲気に・・・。
何何何何???
乃「どちら様?」
華「龍・・・」
乃「龍・・・・龍・・・・・は!まさか!」
華「そうよ。」
会いたくなかったのに
と、龍さんに聞こえない小さな声で一言。
龍「華子!!」
荷物を落として勢いよく華子を抱きしめる。
龍「華子・・・なんで何も言わずに
華「・・して・・・・」
龍「え?」
華「離して!!私に触らないで!!」
龍「はな
華「私の名前も呼ばないで!!」
龍「どうして・・・俺、ずっと寂しかっ
華「は?寂しい?あたしがどんな気持ちで転校したと思ってんのよ!!」
龍「???」
龍さんの困った顔。
何も分かってなさそうね。