私を溺愛してください!
5.放っておけない
…二人でお互いの想いを言い合って、重かった気持ちは軽くはなった。
…でも、不安は消えてはいない。
宗吾の言葉を信じることはできても、凛花の今後の行動に目が離せない。
自分とは対照的な凛花。
ごくごく一般人の私。
社長令嬢の凛花。
…宗吾のこれからの人生を考えると、やはり、自分は足枷にしかならない。
それは重々わかっているのに。
傍にいたいという気持ちが勝ってしまって。
…仕事を済ませた私は、平日にも関わらず、澪のbarに行った。
「…珍しいね、平日に葉瑠さんが来るなんて」
「…今日は定休日?closeの札がかかってたんだけど」
不安な顔で問いかけると、澪は優しく微笑んだ。
「…定休日だけど、いいよ。葉瑠さんは常連さんだろ?特別。ほら、座って。あ、特別ついでにいいものあげるよ」
そう言うと、カクテルを作り始めた。
…でも、不安は消えてはいない。
宗吾の言葉を信じることはできても、凛花の今後の行動に目が離せない。
自分とは対照的な凛花。
ごくごく一般人の私。
社長令嬢の凛花。
…宗吾のこれからの人生を考えると、やはり、自分は足枷にしかならない。
それは重々わかっているのに。
傍にいたいという気持ちが勝ってしまって。
…仕事を済ませた私は、平日にも関わらず、澪のbarに行った。
「…珍しいね、平日に葉瑠さんが来るなんて」
「…今日は定休日?closeの札がかかってたんだけど」
不安な顔で問いかけると、澪は優しく微笑んだ。
「…定休日だけど、いいよ。葉瑠さんは常連さんだろ?特別。ほら、座って。あ、特別ついでにいいものあげるよ」
そう言うと、カクテルを作り始めた。