私を溺愛してください!
7.結婚反対!!!
…突然のプロポーズ。
嬉しいはずなのに、直ぐに頷けなかった。
いや、NOと、言ってしまった。
私の返事が、まさかのNOに、宗吾は驚きを隠せなかったようだった。
ずっと一緒にいたい。
そう思うけれど、宗吾の立場や、自分の気持ち、不釣り合いな間柄に、素直に頷くなんて出来なかった。
驚く宗吾を置いて、私はマンションを出ていった。
宗吾は追いかけてこなかった。
…もう、宗吾とは、これで全てが終わってしまったのかもしれない。いや、終わったんだろう。
この選択が正しかったのか何て分からない。
泣くな、泣くな、と何度も自分に言い聞かせながら、下へとおりた。
「…葉瑠さん」
「…澪くん、帰ったんじゃ」
もう、とっくに帰っていたであろう澪が、車から降りてきて、私に声をかけてきた。
「…葉瑠さんが、降りてくるような気がしたから、待ってた」
「…心配かけて、ゴメンね…でも、私は大丈夫だから、もう帰って」
「…どうせ、タクシー掴まえるんだろ?俺をタクシー代わりに使ってよ」
「…」
困ったような顔をする私の背中を押すなり、強引に車に乗せた。
澪の車が発進すると同時に、宗吾が上から降りてきて、外に飛び出してきたことも知らず。
嬉しいはずなのに、直ぐに頷けなかった。
いや、NOと、言ってしまった。
私の返事が、まさかのNOに、宗吾は驚きを隠せなかったようだった。
ずっと一緒にいたい。
そう思うけれど、宗吾の立場や、自分の気持ち、不釣り合いな間柄に、素直に頷くなんて出来なかった。
驚く宗吾を置いて、私はマンションを出ていった。
宗吾は追いかけてこなかった。
…もう、宗吾とは、これで全てが終わってしまったのかもしれない。いや、終わったんだろう。
この選択が正しかったのか何て分からない。
泣くな、泣くな、と何度も自分に言い聞かせながら、下へとおりた。
「…葉瑠さん」
「…澪くん、帰ったんじゃ」
もう、とっくに帰っていたであろう澪が、車から降りてきて、私に声をかけてきた。
「…葉瑠さんが、降りてくるような気がしたから、待ってた」
「…心配かけて、ゴメンね…でも、私は大丈夫だから、もう帰って」
「…どうせ、タクシー掴まえるんだろ?俺をタクシー代わりに使ってよ」
「…」
困ったような顔をする私の背中を押すなり、強引に車に乗せた。
澪の車が発進すると同時に、宗吾が上から降りてきて、外に飛び出してきたことも知らず。