私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~
「石堂さん! これ見てくださいよ、里美が描いてくれたって!」
怜奈はボードを持って作業中の石堂さんに突きつけるように見せる。しかし、石堂さんはあまり興味なさそうにチラッとそれを一瞥すると眉を顰めた。
「おい、仕事中だぞ、大きい声出すな」
「はーい」
石堂さんに窘められても怜奈は悪びれた様子もなく、早速、店頭にボードを立てかけた。
石堂さん、気に入らなかったのかな――。
でも、仕事中だったもんね、あとで見てくれるといいな――。
怜奈はボードを持って作業中の石堂さんに突きつけるように見せる。しかし、石堂さんはあまり興味なさそうにチラッとそれを一瞥すると眉を顰めた。
「おい、仕事中だぞ、大きい声出すな」
「はーい」
石堂さんに窘められても怜奈は悪びれた様子もなく、早速、店頭にボードを立てかけた。
石堂さん、気に入らなかったのかな――。
でも、仕事中だったもんね、あとで見てくれるといいな――。