私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~
第六章 謎のキス
クリスマス当日に風邪をこじらせ、そして石堂さんに予期せぬ告白をして、玉砕するという最悪な年末だった。悶々としていると、あっという間に年も明け、年末年始のスフラの休業も明けた。
そして今日は一月三日、今年仕事はじめの第一日目。
開店前の店に出勤すると、すでに休憩室で着替えていた怜奈が元気よく私に笑顔を向けてくる。
「明けましておめでとー! 今年もよろしく!」
「怜奈、おはよう。今年もよろしくね」
クリーニングに出して綺麗に整ったバリスタの制服をバッグから取り出し、心の中で“今年も頑張るぞ!”と心の中で気合を入れる。
「ねぇ、雅人さんから聞いた? 今日、石堂さん休みだって」
「え……?」
そういえば、朝シフトの時は店に入ってすぐに石堂さんがレジ金を確認している。けれど、今日は石堂さんの姿がなく、代わりに雅人さんがいた。
石堂さんが休みなんて珍しい――。
そして今日は一月三日、今年仕事はじめの第一日目。
開店前の店に出勤すると、すでに休憩室で着替えていた怜奈が元気よく私に笑顔を向けてくる。
「明けましておめでとー! 今年もよろしく!」
「怜奈、おはよう。今年もよろしくね」
クリーニングに出して綺麗に整ったバリスタの制服をバッグから取り出し、心の中で“今年も頑張るぞ!”と心の中で気合を入れる。
「ねぇ、雅人さんから聞いた? 今日、石堂さん休みだって」
「え……?」
そういえば、朝シフトの時は店に入ってすぐに石堂さんがレジ金を確認している。けれど、今日は石堂さんの姿がなく、代わりに雅人さんがいた。
石堂さんが休みなんて珍しい――。