私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~
石堂さんの言葉が私の胸にすっと染み込んでいくのがわかった。何も考えずにただ給料のために仕事をするのではなく、やりがいを持って仕事に望むことがどんなに大切なことなのかいまさら理解した気がした。
「石堂さんっ!」
「な、なんだよ」
急に名前を呼ばれて石堂さんは目を丸くする。
「私、石堂さんにどこまでもついていきます! ちゃんとお店に出せるコーヒーが淹れられるように頑張ります!」
両拳を胸の前でぐっと握り締めると、石堂さんは目を細めた。
「お前って……」
「はい」
「やっぱり、変なやつ」
もう! やっぱりってなんですか! やっぱりってぇ――!
プリプリ怒る私を横目に、石堂さんは棚の奥からウィスキーボトルを取り出すと、カットグラスに氷を入れてトクトクとそれを注いだ。
「石堂さんっ!」
「な、なんだよ」
急に名前を呼ばれて石堂さんは目を丸くする。
「私、石堂さんにどこまでもついていきます! ちゃんとお店に出せるコーヒーが淹れられるように頑張ります!」
両拳を胸の前でぐっと握り締めると、石堂さんは目を細めた。
「お前って……」
「はい」
「やっぱり、変なやつ」
もう! やっぱりってなんですか! やっぱりってぇ――!
プリプリ怒る私を横目に、石堂さんは棚の奥からウィスキーボトルを取り出すと、カットグラスに氷を入れてトクトクとそれを注いだ。