あの隙間から見上げた空
第二章

猫が

毎日
行く当てもなく
夜の町を
うろうろしてる。

あと一週間で
部屋を出なきゃいけない。
あの部屋から
出て行きたくない。
だけど
ひとりでいるのが
つらい。


夕方
意味もなく
コンビニの
車止めに座って


1人で
ため息ついて


あたし
何してるんだろ。


< 16 / 43 >

この作品をシェア

pagetop