あの隙間から見上げた空
前のページの内容:
「ああ、この子、もしかして
ここに入るかも。」

学さんがそういってあたしを
紹介しても、

ふーん、と興味無さそうに
あたしをちらっと見た後
リンタロウを連れて
家の奥に戻って行ってしまった。

「ごめんね、あいつ無愛想だから。
気にしないで。」

「あの、
彼女さんなんですか?」

あたしがそう聞くと
学さんはふきだした。

「あいつと付き合うのは
無理だわ。
よっほどMな男じゃないと
うまくいかないんじゃ
ないのかなぁ。」

彼女じゃないのに
一緒にすんでるなんて
変なの。
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