雪だるまにマフラーはいらない
三学期初日は授業がなく午前中で終わり、帰り支度をしていた。






「黎君」
 





 朝から久しぶりに再会した友人にフラれ傷心中の俺に声をかけてきたのは、その本人だった。





「志織ちゃん」






「一緒に帰らない?」
 





 ということで、俺は志織ちゃんと二人で帰ることになった。
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