sugar、sugar、lip
「ちょっと可愛い? 誰に言ってんの?」
「何よっ!」
「……勝てるつもり? わたしに……」
笑顔は絶やさずに、でも至極冷静に言い放った一言で凍り付く彼女たち。
「だいたい、男にドタキャンされたなんて話、大声でして恥ずかしくないわけ? 聞いてる方がイタいんですけど」
静まり返った教室の片隅から小さな拍手が聞こえた。
どうやら賛成派らしい。
「超ムカつく!!」
怒り心頭。
眉間にしわ寄せまくりの三人がわたしに噛みつきそうなくらい大きな口を開けた。
「もぉ! 静葉っ!! ごめんごめん! ちょっと席外すね~」
一触即発のわたしたちの間に、一人慌てふためく絢音が割って入った。
そのまま、引きつった笑顔でわたしの腕をすごい力で引っ張り、教室を退場していく。
まだ、ブツブツ文句を言ってる三人の後ろで、
快登くんを目の前に大笑いしてる米倉くんが見えた。
それから三十分……。
正座でみっちり絢音からお説教をされたわたしだった……。
「何よっ!」
「……勝てるつもり? わたしに……」
笑顔は絶やさずに、でも至極冷静に言い放った一言で凍り付く彼女たち。
「だいたい、男にドタキャンされたなんて話、大声でして恥ずかしくないわけ? 聞いてる方がイタいんですけど」
静まり返った教室の片隅から小さな拍手が聞こえた。
どうやら賛成派らしい。
「超ムカつく!!」
怒り心頭。
眉間にしわ寄せまくりの三人がわたしに噛みつきそうなくらい大きな口を開けた。
「もぉ! 静葉っ!! ごめんごめん! ちょっと席外すね~」
一触即発のわたしたちの間に、一人慌てふためく絢音が割って入った。
そのまま、引きつった笑顔でわたしの腕をすごい力で引っ張り、教室を退場していく。
まだ、ブツブツ文句を言ってる三人の後ろで、
快登くんを目の前に大笑いしてる米倉くんが見えた。
それから三十分……。
正座でみっちり絢音からお説教をされたわたしだった……。