sugar、sugar、lip
「……アンタ絶対良い死に方しない」
次の日。
教室で親友の絢音に昨日のことを話したら開口一番にこう言われた。
しかも、すんごく呆れた顔で……。
「そぉ~? でも、わたし間違ったこと言ってないよ」
笑顔で返したわたしに絢音は口を閉ざした。
まぁ、いつもの反応だけど……。
「言いたいこと言いまくんのもいいけど……言わないのも賢いんだよ?」
まるで子どもを諭すような絢音の口調。
鏡片手にふんふん頷いて聞き流してるわたし。
「……米倉くんとアンタを足して二で割ったら丁度良いかもね」
皮肉たっぷりに絢音はこう言って、窓際の席に座ってる男子に目を向けた。
そんな人もいたわね。そう言えば……。
自分に関係ない人間にはとにかくわたしの関心は低い。
米倉くんはウォークマンを耳に突っ込んでボンヤリ外を見つめてる。
何て言うか……、
「……暗い奴」
「またアンタは……」
口から垂れ流しの本音に絢音がため息をついた。
「だって喋ったことないし」
「だったら尚更。思い込みで言ったりしたらダメでしょ」
次の日。
教室で親友の絢音に昨日のことを話したら開口一番にこう言われた。
しかも、すんごく呆れた顔で……。
「そぉ~? でも、わたし間違ったこと言ってないよ」
笑顔で返したわたしに絢音は口を閉ざした。
まぁ、いつもの反応だけど……。
「言いたいこと言いまくんのもいいけど……言わないのも賢いんだよ?」
まるで子どもを諭すような絢音の口調。
鏡片手にふんふん頷いて聞き流してるわたし。
「……米倉くんとアンタを足して二で割ったら丁度良いかもね」
皮肉たっぷりに絢音はこう言って、窓際の席に座ってる男子に目を向けた。
そんな人もいたわね。そう言えば……。
自分に関係ない人間にはとにかくわたしの関心は低い。
米倉くんはウォークマンを耳に突っ込んでボンヤリ外を見つめてる。
何て言うか……、
「……暗い奴」
「またアンタは……」
口から垂れ流しの本音に絢音がため息をついた。
「だって喋ったことないし」
「だったら尚更。思い込みで言ったりしたらダメでしょ」