sugar、sugar、lip
「一年の女の子?」
五限目の休み時間。
廊下で会った快登くんと喋ってるわたし……。
「奏大と親しい一年の女子……」
別に気になってるわけじゃなくて……、
ただ話題が無かったから……聞いてみただけだし……。
って、誰に言い訳してんのよ……。
……自分自身か。
「多分、花鈴(かりん)ちゃんかな」
「花鈴?」
「川村 花鈴。多分その娘」
川村 花鈴っていうのかぁ……。
っていうか、わたしが聞きたいのはそこじゃないんだけど……。
「米倉くんと……」
どういう関係?
「奏大に直接聞きなよ。俺は言わないよ」
こう言ってめっちゃ良い笑顔を浴びせてくる快登くん。
そんなことだろうとは思ったけどさ……。
「教えてもらえなかったら泣きついてきてもいいよ。同情して教えたげるから」
快登くんの可愛らしい笑顔が心底腹立たしい……。
聞けるんならアンタになんか聞いてない……。
聞けないからアンタに聞いてんだよー!!
五限目の休み時間。
廊下で会った快登くんと喋ってるわたし……。
「奏大と親しい一年の女子……」
別に気になってるわけじゃなくて……、
ただ話題が無かったから……聞いてみただけだし……。
って、誰に言い訳してんのよ……。
……自分自身か。
「多分、花鈴(かりん)ちゃんかな」
「花鈴?」
「川村 花鈴。多分その娘」
川村 花鈴っていうのかぁ……。
っていうか、わたしが聞きたいのはそこじゃないんだけど……。
「米倉くんと……」
どういう関係?
「奏大に直接聞きなよ。俺は言わないよ」
こう言ってめっちゃ良い笑顔を浴びせてくる快登くん。
そんなことだろうとは思ったけどさ……。
「教えてもらえなかったら泣きついてきてもいいよ。同情して教えたげるから」
快登くんの可愛らしい笑顔が心底腹立たしい……。
聞けるんならアンタになんか聞いてない……。
聞けないからアンタに聞いてんだよー!!