sugar、sugar、lip
鬱ぐ心と押された背中
何事も無かったかのように朝は来る。



幾度となく寝返りをうっても眠れないし、



かと言って、学校に行く気になんて到底なれない……。



だって……、



奏大が居ない学校なんて、



行く理由がない……。



はぁ……。



いつの間にか、



奏大無しじゃ居られない体になってたんだ……わたし。



……言い方おかしいけど。



奏大に会いたい……。


けど、



会いに行く勇気が無い……。



ゆっくり目を閉じたわたしは、



眠りへと誘われた……。



目が覚めたら、



どうか、



昨日の放課後に戻ってますように……。




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