愛の華
♯1
ーside 雪乃ー

私は、体に大きな爆弾を抱えている。



爆弾と言っていい物か…。


爆弾なんて、言ったらいけない気がした…。



こんなに小さな臓器が私の生命を維持していてくれるんだから…。



私のちょうど体の真ん中にある臓器は、生まれた時からちょっとだけ疲れていたみたいだった。





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