Blizzard Love
宣戦布告!
俺はビクッと身をすくめた。

フラれた・・この俺が

自慢じゃないけど、女に困るようなことはこれまで一度もなかった。

自分でもイケメン類だと思ってる。

結婚、なんかまだするつもりはないけど
言い寄ってくる女は数知れず

そんな俺が別に自分から告白したわけでもない女から

「顔だけタイプ、だなんてずいぶんはっきり言う女の子でしたねぇ。」

くすくすと笑う小萩の声に俺はカッとなって言った。

「認めない!」

そうだ、認めるわけにはいかない。

女を泣かせることはあっても、女に泣かされるなんてことがあってはいけないのだ。

別に、泣きはしないけどさ!

吹雪もいつの間にか収まり、あの毒吐き女の姿はない。

「えー、どうするんですか?」
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