覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
女官募集
「いらっしゃいませー」

杏は父と母と一緒に食堂を営んでいた。

「紅花さん、今日も
 チャーハン定食ですか?」


「当たり前よ。こっちのチャーハン定食
 は美味しいんだから」

「ありがとうございます」

杏は料理を運ぶ手伝いをしている。




「ありがとうございましたー」

今日の仕事が終わり杏は町に買い物に
行くことにした。


「何か人がいつもより多いな」

野菜を買い終えた後、掲示板の前
に人がいっぱい集まっていた。

「行ってみるか」

近くに寄って見てみると

      女官募集

 ・年齢18~20
 月に1度は実家に帰ってもいい

 ・身分証明書がない者はテスト
  を行う

 ・月に1万は払う

と書いてあった。
当時の金額では1万は効果な物だった。

(これを両親にあげれば)

家計が楽になると思い、王宮に行こう
と決意した。

※昔のお金の単位が分からないので
 円にしています。



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