覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
「今、杏は何してるかな」

「まるで、恋する乙女のようですね」

浩然は公務を終え、杏のことを考えていた。

「明日、行ってみたらどうですか」

「あぁ、そうだな。そうする」

もう耐えられなかった。

(早く結果を聞きたい)

それしか考えていなかった。
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