覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
「夜遅くすみません皇后、朗報
 があります」

「どのような話だ?」

春麗は早速皇后に話をした。


「あの、浩然が告白をしただと?!」

「はい。私が頼りにしている杏が
 頬を赤らめて話しておりました」

「そうか、そうか。私は嬉しいぞ
 春麗。お前と杏の出世を約束
 しよう」

「ありがとうございます皇后陛下」

2人は今後の話をしていった。

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「浩然、そなたが告白したという
 のは本当か!!」

皇后は嬉しそうにしていた。

(もう、そろそろ来ると思った)

浩然の予測は当たった。

「はい。本当です」

「そうか!!本当だったか。
 とても、嬉しいぞ」

(母上がここまで喜んでくれるとは)

浩然は25歳にして側室もいなければ
貴妃もいないという、前例がない
皇帝だった。

「私も早く結婚したいと思っています」

「催しの時、踊るのだろう。楽しみだな」

「はい。楽しみです」

早く催しがこないかと待ちどおしかった。
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