覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
皇后の催しが始まった。
民族の踊りや、歌、書道など様々な
演目があった。
最後は杏の踊りだった。
(緊張する)
皇后と皇帝は前に座っていた。
春麗は皇后の隣にいる。
(頑張ろう!!)
気合いをいれ、音楽と共に踊り
を始めた。
=========================
「春麗と雪蘭、杏に昇進を命ずる。
春麗は2品女官、雪蘭は5品女官
杏は3品女官とする」
「ありがたき幸せです」
1位女官どころか3品女官まで
身分があがった。
「杏は残れ」
「はい、浩然様」
2人は皇帝堂から出ていった。
「そなたの顔が見たかった。
なんと綺麗な」
皇后は笑顔で言う。
「滅相もございません」
「私との約束を覚えているな」
皇帝はうっすら笑っているが
目が笑っていない。
(はいと言わせたいんだ)
杏はそう思った。
「はい、覚えております。
しかし、私は皇帝と結婚は
できません」
「何故だ?!」
皇帝と皇后は一斉に質問した。
「私の家計は裕福ではないのです。
だから私は王宮にきました。
だからーー」
続きを言おうとしたその時
「そなたは俺の事が嫌いになったか。
そんなこと許さない。来い!!」
浩然は杏の腕を引っ張り自分の部屋に
連れていった。
民族の踊りや、歌、書道など様々な
演目があった。
最後は杏の踊りだった。
(緊張する)
皇后と皇帝は前に座っていた。
春麗は皇后の隣にいる。
(頑張ろう!!)
気合いをいれ、音楽と共に踊り
を始めた。
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「春麗と雪蘭、杏に昇進を命ずる。
春麗は2品女官、雪蘭は5品女官
杏は3品女官とする」
「ありがたき幸せです」
1位女官どころか3品女官まで
身分があがった。
「杏は残れ」
「はい、浩然様」
2人は皇帝堂から出ていった。
「そなたの顔が見たかった。
なんと綺麗な」
皇后は笑顔で言う。
「滅相もございません」
「私との約束を覚えているな」
皇帝はうっすら笑っているが
目が笑っていない。
(はいと言わせたいんだ)
杏はそう思った。
「はい、覚えております。
しかし、私は皇帝と結婚は
できません」
「何故だ?!」
皇帝と皇后は一斉に質問した。
「私の家計は裕福ではないのです。
だから私は王宮にきました。
だからーー」
続きを言おうとしたその時
「そなたは俺の事が嫌いになったか。
そんなこと許さない。来い!!」
浩然は杏の腕を引っ張り自分の部屋に
連れていった。